エディンバラ国際音楽祭 '14

今年のエディンバラ国際音楽祭は、今日から始まり今月31日迄開催されます。
当初の予定ではリヨン国立歌劇場も出演する筈だったのですが、随分早い時期にキャンセルが決まり、そのお陰で今年は長~い夏休みとなりました(^^)

エディンバラ国際音楽祭 '14

オープニング・コンサートの今夜は、オリヴァー・ナッセン指揮ロイヤル・スコティシュ国立管によりシェーンベルク「5つの管弦楽曲」、スクリャービン「プロメテウス-火の詩」(ピアノ:キリル・ゲルシュタイン、エディバラ祝祭合唱団)、ドビュッシー「聖セバスティアンの殉教」(ソプラノ:クレール・ブース)がアッシャー・ホールで演奏されます。
因みに、今年の一番の目玉は(僕個人の見解ではありますが)、ヴァレリ・ゲルギエフ率いるマリンスキー劇場によるベルリオーズの歌劇「トロイアの人々」ではないでしょうか(祝祭劇場)。演出は僕も何度か仕事をした事があるヤニス・ココスです。彼は、今日では数少ない正統派の演出家の一人です。また、ブリテンの歌劇「オーウェン・ウィングレイヴ」という珍しい作品がキングズ・シアターで上演されるようです(演出はニール・バーレット)。この作品の原作は「ねじの回転」と同じくヘンリー・ジェイムズだそうです。そして、ジャナンドレア・ノゼダ率いるトリノ王立劇場は、ロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」を演奏会形式で上演(アッシャー・ホール)。テノールのアルノルト役はリヨン国立歌劇場日本公演「ホフマン物語」でホフマン役を歌ったジョン・オズボーンです。

主にアッシャー・ホールで行われるコンサートでは、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレ・ゲント管&合唱団によるバッハ「ロ短調ミサ」、キリル・カラビツ指揮レニングラード交響楽団によるショスタコーヴィチ「交響曲第7番‟レニングラード”」、アンドルー・デイヴィス指揮フィルハーモニア管によるブリテンの「戦争レクイエム」(完売)、イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコフィル、マリス・ヤンソンズ指揮ロイヤル・コンセルトベボウ管他が出演。
リサイタルや室内楽のコンサートが行われるクィーンズ・ホールやグレーフライヤーズ・カークでは、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(完売)、イアン・ボストリッジ、ステファン・デグー、タリス・スコラーズ(完売)、アンドレア・シフ他が出演するようです。
他に演劇やダンスの公演も沢山ありますが、殆どが新作ばかりで僕にはちょっと敷居が高いです。もうちょっとクラシックな物もやってくれれば良いのに…(^^;

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