外出禁止緩和 6月2日から第2段階へ

今日は夕方17時過ぎにエドゥアール・フィリップ首相はじめ、健康大臣と文部大臣から6月2日〜21日に行う外出禁止緩和の第2段階の取り組みについて発表がありました。
先ず、5月11日から始まった緩和政策第1段階が良い成果を上げていることを示しました。それを踏まえて、グリーンゾーンでは6月2日から100kmの移動制限の終了、レストラン、カフェ、バー等の飲食店の営業再開(オレンジゾーンはテラス席のみ可能)、高校を含めこれまで据え置きになっていた学校・学年の順次再開、美術館・博物館、劇場等の再開が可能となります。 しかしながら、マスク着用が必須である点やソーシャルディスタンスの規制、10人以上の集会禁止、テレワーク推奨等はこれまでと変わりありません。
スポーツに関しては、団体種目や対人、接触を伴う競技はソーシャルディスタンスの規制により禁止。その代わり、プール、スポーツセンター、スポーツジムは再開可能(オレンジゾーンは22日から可能)。

エドゥアール・フィリップ首相からの発表

また、6月15日からEU域内での国境管理の緩和に関して、政府は14日間の自宅隔離は必要ないという好意的な意見を示す一方、特定の国がフランス人に14日間の隔離を課す場合は相互主義を適用するとのこと。EU域外の国境管理に関しては他のEU加盟諸国と共に協議の上15日までに決定するということです。

21日まで引き続き閉鎖されるディスコやスタジアム、競馬場等は、6月22日から始まる緩和政策の第3段階移行に伴い再開される見込み。また、映画館は22日から全国一斉再開となる見込みです。

来週から予定していたオペラ座の稽古再開は、昨日行われたCSSCT(健康・安全・労働条件委員会)の会議で、規制緩和はまだ段階的なものでありプロトコルを実施するためにより多くのフィードバックと分析が必要であるという職業医の判断により、15日まで延長されました。
こういう状況下なので、先に発表された来シーズンのプログラムも一部変更が加えられ、オペラ・シーズンは11月からになりました。その所為もあって大慌てで来シーズンの準備が必要という訳でもないのがせめてもの救いですが、果たして本当に仕事を再開しても大丈夫なのかどうか、不確かなことばかりのとても複雑な状況なので心配ですね。

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