うるう秒の挿入

1972年から始まった「うるう秒」ですが、23回目にあたる2006年は、世界標準時(UTC)の1月1日午前0時00分(日本時間の午前9時00分)に世界で同時に1秒挿入され、「午後11時59分60秒」(日本時間の午前8時59分60秒)と言う珍しい時刻がカウントされます。
ここフランスでは世界標準時より1時間の時差がありますから、午前0時59分60秒がカウントされるんですよね。でも、世界標準時のイギリスでは新年を迎えるカウント・ダウンが例年より1秒だけ多くなっちゃうわけで、知らないでいると妙な光景が見れるんじゃないかと、ちょっぴり期待しながらBBCを付けとこうかな~なんて思っちゃったりします(^^)
パソコンなどはインターネットのNTP時刻サービスを使って、うるう秒が挿入された後に時計を合わせれば、一応正確な時間は保たれます。

このうるう秒で時間調整をしないと、1世紀あたりに2ミリ秒、5万年で1秒、1億8千万年で1時間も増える事になり、1日が25時間になってしまうそうです。遥か遠い未来の事とは言え、それって凄い誤差ですよね。
因みに、「うるう年」の方は、現在のグレゴリオ暦の元となったシリウス暦(紀元前49年)から導入されたそうですが、それ以前、古代エジプトで使われていた暦では1ヶ月を30日に定めていた為、年末調整で5日間の祭日があったそうです。
考え方次第ではその方が良かったかも…なんて思うのは僕だけでしょうか(笑)。

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